WALRUS AUDIO / ARP-87

今、飛ぶ鳥を落とす勢いのペダルブラントといえば真っ先にここが浮かぶオクラホマのWALRUS AUDIO、2017年新作シリーズ第五弾のこの"ARP-87"は惑星の名前を用いた、多機能ながらややこしい操作性は削ぎ落とし、直感で幅広いサウンドメイキングを可能にしたコンパクトディレイペダル、スイッチを踏み続けることで、リピートをマックス(発振はせずに次第になだらかに減衰していく)にして、踏み続けている間もディレイ効果は続くので踏み続けたままプレイが可能、その音響はまさにペダルのジャケット通りの無重力感、更にメンタリスイッチの要領で踏み続ける→離すだけで自動でOFFになる機能等このコンパクトサイズで美し過ぎるサウンドと機能性を落とし込む技術は天下一品。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

  • Label:WALRUS AUDIO
  • Price:27,000
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SOLD OUT

今、飛ぶ鳥を落とす勢いのペダルブラントといえば真っ先にここが浮かぶオクラホマのWALRUS AUDIO、2017年からの怒涛の新作ラッシュ、第六弾は多機能だけどややこしい操作性は削ぎ落とし、直感でも幅広いサウンドメイキングを可能にしたコンパクトディレイペダルです。

コントロールが多くて複雑そうですが基本はprogramでディレイモードを決めてratioとtapフットスイッチでディレイタイムを、repeatsでディレイリピートを決めれば基本のディレイは作れます。

level:ディレイリピートの音量(=エフェクト音量)を操作、右に振り切っても原音は無くならずに原音よりリピート音が若干音量大き目になるような設定です。

dampen:ディレイリピート音のトーンを操作、仕組みはローパスフィルタとなっていまして、右に回す程はっきりとした音に、左に回すほど暗くくすんだ音に変わります。

repeats:ディレイのリピート回数を操作、これが他のペダルと違って右に振り切ってもかなりリピートはするものの、発振はせずに徐々に緩やかにディレイリピートが消えて行くのが特徴、程よい飽和感で次第に減衰していってくれるのでここぞのキメだけではなく普段使いで鳴らせるアンビエンス感を演出してくれます。

ratio:、このペダルにはディレイタイムのコントロールがないのでこのratioとtapテンポでディレイタイムを構築していく仕組みになっています。今鳴っているディレイの最中にRATIOを変えることでテンポが変わることを利用して激しく変えてグリッジサウンド風のサウンドも作れたりします。

X:このノブはWALRUSの定評があり得意とする、モジュレーションサウンドを追加するノブ、次の”program”で選択したディレイモードによってモジュレーションの掛かり方/感じ方が変化します。(lo-fiの時だけフィルタ周波数として、他はモジュレーションとしてはたらきます。)

program: D/A/L/SとありますがそれぞれDigital/Analog/Lo-Fi/Slapの4種のディレイモードを用意、それぞれのサウンド傾向とXノブの効果については以下の通り。(ちなみにモードを切り替えることでタップテンポ入力したディレイテンポはリセットされるのでご注意を。)


Digital/ 所謂デジタルディレイらしい透明感あるキレの良いディレイモード。Xを増やしていくとアナログコーラスの揺れを追加できます。

Analog/ 角が取れた暖かみのあるリピートとエコーにも近い音の広がりを展開していくアナログディレイ。Xを増やしていくとより減衰するリピートに揺れが加わるモデュレーション効果を追加できます。

Lo-Fi/ 名の通りリピート音がどんどんlo-fiサウンドに減衰していくモード。ただlo-fiといってもアナログディレイ的な音が籠るというよりは段々倍音だけのキラキラしたアンビエンスサウンドが残る感触です。Xではリピート音の減衰が左に回していくほどハイ寄りになります。

Slap/ ショートディレイのスプリングリヴァーブを強く鳴らしたときのような攻撃的なプリミティブサウンドを発生。ディレイタイムはRATIOでコントロールでき、左に回すほど速いディレイタイムになります。Xの効果は右に回すほどSAMLLSTONE+ショートディレイのようなサイケデリックサウンドを得ることができます。

☟更に追加効果として左のバイパススイッチと右のタップスイッチ、それぞれ踏み続けることで得ることができます。

まず左のバイパススイッチがOFFのとき、踏み続けている時だけモメンタリスイッチの要領で踏み続ける→離すだけで自動でOFFになります。0.6~7秒以上踏むとその効果が得られます。

更にバイパススイッチがONのときに踏み続けるとXの効果が最大(=Xノブを右に回しきった)になります。敢えて普段のXの設定を弱めに設定しておけばこの効果でサウンドの差異を出すことも出来ます。

次に右のタップスイッチを踏み続けてる間だけrepeatsの効果が最大(=repeatsノブを右に回しきった)になるモード、踏み離せばrepeatsノブで設定した値に戻ります。repeatsが最大といってもリピートは発振せずに次第になだらかに減衰していくのと、踏み続けている間もディレイ効果は続くので踏み続けたままプレイを続けることができるのが良き点、ルーパーっぽい使い方もできます。

(補足として両方踏んでも同時に左右の効果は得られます。途中で片方を離しても踏んでいる方の効果は続いたままです。)

☟更にはバイパススイッチをOFFにした時、今鳴らしているディレイサウンドを切るかどうするかも選択できます。先ず電源が入っていない状態でバイパススイッチを押し続けたまま電源を入れることで切り替わるのでお好みのプレイに合わせて設定を。デフォルトではバイパスOFF時でもディレイリピートが鳴り続けるようになっています。(ちなみに成り続けるモードはバッファードバイパス、切るモードはトゥルーバイパスとなります。)


ARP^87という銀河がそのままペダルネームになって、いつもながらですがデザインも非常に美しい仕上がりに。このペダルの特徴であるリピートが飽和しつつも自然に減衰していくサウンドは宇宙空間を漂う宇宙船のような穏やかで音響空間を生み出してくれます。