WALRUS AUDIO / CONTRABAND

今、飛ぶ鳥を落とす勢いのペダルブラントといえば真っ先にここが浮かぶオクラホマのWALRUS AUDIOのこの"Contraband"は、何とも潔いワンノブのファズペダル、音量とゲインとが兼ね備えられたOUTPUTノブとハムバッカー/シングルピックアップそれぞれにマッチしたサウンドを提供するためのthin/thickスイッチのみという若干不安になるくらいこちらがいじれる要素が少ないですが、そこはWALRUSクオリティー、選定した設計で見事なファズを産み出しています。TONE BENDER的なミドルのふくよかさ、音の縺れが特徴的、BIG MUFF路線ではないですがこれぞファズ、と思わせる説得力はひしひしと感じます。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

  • Label:WALRUS AUDIO
  • Price:21,600
  • Qty :

SOLD OUT

オクラホマのWALRUS AUDIO、今度の新作は”CONTRABAND”=禁制品、密輸品というなんとも物騒な名前と密輸配達人とおぼしきデザインペイントのファズペダル、しかもワンノブという攻め過ぎ感も若干否めなくもないですが、これがまたイカしたファズサウンドを産み出してくれました。

コントロールはOUTPITノブ1つと、thin/thickトグルスイッチ1つとファズペダルにしても究極に簡素な造りですが、心配する事なかれ肝心のサウンドはWALRUSがしっかり選定した設計で見事なファズを産み出しています。肝心のファズサウンドですがVOX/TONE BENDER(四角で黒モデル)やPARK/FUZZ SOUNDのような、BIG MUFF/FUZZ FACEとはまた違った路線のファズなので好きな人にはたまらないサウンドです。

OUTPUTノブは音量とゲインとが兼ね備えられたコントロール、混合されているのでゲインだけ上げることはできませんが、バイパス時と同じ音量にすればソロリフが弾ける程度のゲインはあります。更にギター側のボリュームを下げることでゲート掛かったブチブチ千切れるファズサウンドになるのも特徴です。

thin/thickスイッチでは音を鋭くしたり厚くしたりするスイッチ、これはトーン自体を変えるわけではなく、ベース帯域をカット(thin)/少しブースト(thick)するもので、ハムバッカー/シングルのそれぞれのピックアップのギターに合わせて切り替えることで音が細い、或いはこもった音/ブーミー過ぎといったファズを使う上での難点を克服した仕様は流石WALRUSクオリティーといった所でしょうか。