WHIRR / LUSTER / Whirr & Luster Split LP(SPLATTER)

USベイエリアのヘヴィシューゲイズを代表するWHIRRと、LAを拠点に新世代シューゲイズの中核へと躍り出たLUSTERによる全4曲入りスプリット作品がFREEWHIRLからリリース。両者の関係は今回突然生まれたものではなく、WHIRRのNick BassettがこれまでLUSTERの音源の多くでプロデュース/ミックスを手掛けてきたという深い繋がりがあります。轟音のギター、深く埋もれたヴォーカル、音量そのものを感情表現へ変換する感覚を共有しながら、異なる世代でシューゲイズを更新してきた2組が真正面から並ぶ、まさにスプリットというフォーマットだからこそ成立した作品です。轟音のギター、深く埋もれたヴォーカル、音量そのものを感情表現へ変換する感覚を共有しながら、異なる世代でシューゲイズを更新してきた2組が真正面から並ぶ、まさにスプリットというフォーマットだからこそ成立した作品です。WHIRRにとってスプリット作品はこれまでも重要な位置を占めてきましたが、本作では実に数年ぶりとなる新曲2曲を収録。長い沈黙を経ても、幾重にも重なる巨大なギターの壁と、その奥へ溶け込むヴォーカル、重量感と陶酔感を同時に生み出す独特のダイナミクスは健在。かつて現代的なヘヴィシューゲイズのひとつの型を作り上げ、その後に登場する無数のバンドへ影響を与えたWHIRRが、懐古ではなく現在進行形のバンドとして戻ってきたことを強く印象付けます。対するLUSTERは、90年代シューゲイズをそのまま再現するのではなく、その質感を現代へ押し進めることを出発点としてきたLAのバンド。グライドギターによる巨大な音像へエレクトロニックなパルスや90年代オルタナティブの質感を組み込み、甘美さと閉塞感、親密さと轟音を同居させます。何より面白いのは、WHIRRを「影響を与えた側」、LUSTERを「影響を受けた側」という単純な関係に置いていないところ。Nick BassettがLUSTERの作品制作に深く関わってきたことで両者の音楽はすでに相互に接続しており、本作では現代USシューゲイズの異なる世代が完全に対等な位置で並びます。2010年代以降のヘヴィシューゲイズを決定づけたWHIRRと、その方法論を受け継ぎながら新たな質感を持ち込むLUSTER。過去と現在を繋ぐというより、同じ時間軸で進化を続ける2組の現在地を刻んだFREEWHIRL RECORDSからの全4曲入りスプリット。WHIRRの待望の新音源というだけでも見逃せませんが、現在のUSシューゲイズの流れを象徴する組み合わせとしても非常に重要な一枚です。
  • Label:FREE WHIRL
  • Price:5,880 円
  • Qty :

SOLD OUT