ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD) ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD) ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD)
ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD) ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD) ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD)

ANTIOCH ARROW / Your Hearts Belong To Us LP(GOLD)

USカリフォルニア州サンディエゴの初期エモ/スクリーモを語るうえで絶対に外すことのできない「ANTIOCH ARROW」。彼らがGRAVITYに残した全音源を、39分のLPへまとめた編集盤がNUMERO GROUPからリリース。1stアルバム“In Love With Jetts”に未発表アウトテイク2曲を追加し、“The Lady Is A Cat” 12インチ、CANDLEとのスプリット、さらに狂騒のピークを捉えたCHE CAFEでのライヴ2曲まで、全23曲を収録しています。Aaron Montaigneの喚き、囁き、泣き声、芝居がかった抑揚を行き来するヴォーカル、Jeff WinterbergとAaron Richardsによる切り刻むような不協和音ギター、Mac Mannのうねるベース、Ron AvilaことRon Anarchyの痙攣するようなドラム。短い楽曲の中で突然の停止と暴走を繰り返し、ノイズ、絶叫、鋭角的なリフが衝突したまま一切の余白を残さず駆け抜けていきます。“The Lady Is A Cat”では、ハードコアの速度と初期衝動を軸にしながら、すでに単純な直線運動から逸脱。崩れかけた演奏、奇妙な間、過剰なヴォーカル表現が絡み合い、楽曲という形を辛うじて保ったまま暴発します。続く“In Love With Jetts”ではAndy Ward加入によって不協和音とリズムのねじれがさらに増幅。細切れのギター、急激なテンポチェンジ、演劇的な絶叫が目まぐるしく入れ替わり、後にスクリーモ、カオティックハードコア、サスコアと呼ばれる音楽の原型を、誰よりも早く、そして最も異様な形で完成させています。ヴォーカルのAaron MontaigneとドラムのRon Avilaは、ANTIOCH ARROW以前に同じサンディエゴの最重要バンドHEROINにも関わり、Mac MannとRon Avilaは解散後にGET HUSTLEを結成。GET HUSTLEにはAndy Wardも参加し、ANTIOCH ARROWで芽生えた痙攣するリズムと退廃的な空気を、ピアノやオルガンを使った実験的なポストパンクへ発展させました。Ron AvilaとAndy Wardは、THE LOCUST周辺のメンバーが集結したHOLY MOLARでも活動。さらにMac MannとAaron MontaigneはDANGEROUS BOYS CLUBを結成し、シンセ、ダークウェイヴ、ゴス、ノイズへ接近しています。ANTIOCH ARROWが持っていた狂気と芝居がかった暗さは、解散後も複数のバンドへ枝分かれしながら受け継がれていきました。劣化したDATから全23曲をリマスターし、Tony Rettmanによる解説、歌詞、写真、フライヤーを収録した豪華ゲートフォールド仕様。HEROIN、SWING KIDS、CLIKATAT IKATOWI、THE LOCUST、THE VSS、GET HUSTLEへ連なるサンディエゴ地下シーンはもちろん、THE BLOOD BROTHERSやAT THE DRIVE-IN以降へ与えた影響までを考えると、その重要性は計り知れません。危険で、悪趣味で、過剰で、最高に格好良い。90年代スクリーモの歴史を掘るなら避けて通れない作品です。
  • Label:NUMERO
  • Price:5,980 円
  • Qty :