USニューヨークのポストハードコアバンド、Pilot To Gunnerが2022年に発表した4thアルバム『Hail Hallucinator』が2026年に再発。さらに本作はアートワークを一新、ボーナストラックとして2003年録音“The Product”デモをフレキシにて追加収録。J. Robbins録音による鋭利かつ立体的なサウンドのもと、疾走感、緻密なギターアレンジ、感情の爆発が高次元で結実したポストハードコア重要作。
USニューヨークのポスト・ハードコアバンド Pilot To Gunner が2022年に発表した4thアルバム『Hail Hallucinator』が、2026年に待望の再発。さらに本作はアートワークを一新。加えてボーナストラックとして、2003年録音の名曲「The Product」のデモテイクをフレキシにて追加収録しています。前身バンド Madeline まで遡れば活動歴は30年近く。それでも本作からは、ベテラン特有の惰性や懐古趣味は感じられません。疾走感あふれるインディーロックと鋭利なポストハードコアを軸に、変拍子やリズムチェンジ、緻密なギターアレンジを織り込みながらも、常に楽曲としての強度と感情の爆発を最優先に据えたソングライティングは圧巻。激しさと繊細さ、知性と衝動が高次元で共存しています。Jawbox、Burning Airlines、Shiner、Starmarket、Aina、No Knife、Hey Mercedes、Bluetip、Kerosene 454 といった90年代〜00年代初頭のインディーロック/エモ/ポスト・ハードコアを愛するリスナーであれば、確実に反応するサウンド。しかし単なる焼き直しではなく、その系譜を現在進行形の表現として鳴らしている点にこそ、Pilot To Gunner の価値があります。そして本作を語る上で欠かせないのが、J. Robbins による録音。空気を纏ったドラムの鳴り、左右に広がるギター、埋もれることなく前へ出るボーカル、そして各楽器が有機的に絡み合うダイナミクス。Jawbox や Burning Airlines 作品で培われた美学とプロデュースワークが本作でも遺憾なく発揮されており、Pilot To Gunner の楽曲群を理想的な形で支えています。90年代 インディーロック/エモ/ポストハードコア 黄金期の精神を受け継ぎながらも、決して過去の焼き直しでは終わらない。30年近いキャリアの重みと、今なお前進し続けるバンドの生命力が共存した、現代のポスト・ハードコアを語る上で見逃せない一枚です。
stiffslackエクスクルーシブアートワーク
帯/ライナーノート付き
完全限定50枚