YUSRAUME / yusraume1 CD

2025年本格始動した名古屋を拠点に活動するEMO/インディロックトリオ[yusraume]による初のEP作品が2026年9月にHOP ON DOWNよりリリース。 ドラマーの大野を中心としたソングライティングは90s EMO〜現在進行形の国内外のEMO/インディロックの様々な要素を丁寧に昇華しつつも、少しの発明とニッチなこだわりというスパイスが加えられ、温故知新な最新型の日本語EMOを無垢に開拓している。 その大野と共に強靭なリズムとアンサンブルを司る中島のベース、儚さと強さを兼ね備えた夏目によるボーカリゼーション。第二のボーカルとも捉えられる異質な才気を感じさせるギタートーンとそのギタープレイ、そして何よりトリオとは思えない三位一体に繰り出される強烈なダイナミクスと演奏力が昇華された珠玉の5曲(配信は4曲)が遂にベールを脱ぐ

 

 

活動当初より荒削りながら異彩を放っていた楽曲とそれを表現する演奏のダイナミクスにて、静かに界隈の同世代からベテランに爪痕を残してきたyusraumeによるdemo扱いではなく初の公式音源、冒頭の”酷暑”は粒の大きい楽曲群の中でも一際ダークネスな響きとナインス混じりのベースリフに重い足取りを表現するかの如く図太くレイドバックしたドラムが歩みを刻み、そのボトムを浮遊しながら時折重厚に折り重なるようなギターリフを重ねていく様はBOILERMAKER,BAT'S AND MICE、ENGINE DOWNのような静かな恍惚を表現。 続く”進まない話”では揺蕩うような柔らかで切ないギターリフから朗々と呟くような夏目のボーカリゼーションを経てからの彼らの十八番とも言えるシンプル且つストイックなバーストを紡ぐ、彼らのスタンダードとも言える一曲。 そして先行シングルとしてもリリース済みのJEJUNE ミーツGIANTS CHAIRとも評される彼らの数あるキラーチューンの中でも一際壮大な名曲”23” 配信ではラストを飾る黄昏に黄昏たギターリフから壮大なカタルシスを経てメインリフへ帰結する、彼等の成長そのものを表した”カーテン” 最後にCD音源のみに収録される”車輪”は静かにじわじわと心のざわめきと、咽び泣くようなエモーションを丁寧に紡ぎ出す、彼等の魅力を余す所なく表現した素晴らしい一曲となっており、この曲がラストにあるか否かで作品の印象が大きく変わりますので是非一度CDで曲順通りに噛み締めて欲しい一枚となりました。

  • Label:HOP ON DOWN
  • Price:2,000 円
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