SILENT MAJORITY / You Would Love To Know LP(SPLATTER)

USニューヨーク/ロングアイランドのハードコアシーンが生んだ伝説的バンド、「SILENT MAJORITY」。2000年に PASTEPUNKからリリースされたEP”You Would Love To Know”が、2026年、MILES GO TO PRESENTSより再発。OUTSPOKENやINDECISIONと並び、90年代後半のシーンを語る上で欠かすことのできない存在であり、ハードコアの荒々しさとエモの叙情性を独自のバランスで融合させた、その後のポストハードコアシーンへ多大な影響を与えた重要バンドです。わずか5曲/約20分というコンパクトな作品でありながら、彼らの魅力を余すことなく凝縮した隠れた名盤であり、アルバム2作品で完成させたサウンドをさらに研ぎ澄ました、SILENT MAJORITYというバンドの到達点とも言える作品です。オープニング「Enemy Convention」から鳴り響く鋭利なギターリフ、緩急自在のリズム、そしてTom Schaefferの切迫したボーカルは、一瞬で作品の世界へ引き込みます。ニューヨーク・ハードコア由来の緊張感を保ちながらも、激情だけでは終わらない美しいメロディと繊細なコードワークが随所に散りばめられ、ハードコアとエモが理想的な形で融合しています。QUICKSANDやSNAPCASEが築いたポストハードコアをさらに深化させ、BAD TRIP、STILLSUIT、MIND OVER MATTERといったWRECK AGE周辺バンドに通じる知性と緊張感を兼ね備えたサウンドを展開。複雑に絡み合うギターアンサンブルとダイナミックな楽曲構成、静と動を巧みに行き来する展開の中に、SILENT MAJORITYならではのエモーショナルなメロディが息づいています。SILENT MAJORITY最大の魅力は、テクニカルな演奏や複雑なアレンジを誇示するのではなく、それらすべてを「感情」を伝えるための手段として機能させている点にあります。鋭いリフ、ブレイク、静寂、絶叫、その一つひとつに明確な意味があり、楽曲全体を通して強烈な没入感を生み出しています。90年代ニューヨークのポストハードコアが到達した一つの完成形を示した重要作品です。
  • Label:MILES GO TO PRESENTS
  • Price:4,980
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