HEY MERCEDES / Everynight Fire Works (Japan Exclusive) 2xLP(GREEN)+MP3
USウィスコンシン州ミルウォーキーのエモバンド「HEY MERCEDES」のエモクラシックとして語り継がれるの2001年発表の1stアルバム”Everynight Fire Works”の2026年再発盤。2000年前後、いわゆる“第二波エモ”のムーブメントが一段落し、先駆的バンド群の多くが停滞あるいは解散へ向かう中、BRAIDの解散とほぼ同時に始動したのがこのHEY MERCEDESでした。実質的には“Chris Broach不在のBRAID”とも言える布陣に、同郷のエモバンドCOMPOUND REDのMark Dawurskを迎えて結成。POLYVINYLからのEPでBRAID直系の感触を提示した後、当時シーン拡大の中心にあったVAGRANTへ移籍し、本作をリリースしています。サウンドはBRAIDの複雑な構築美を引き継ぎながらも、変拍子や急展開を整理し、よりメロディに重心を置いたアプローチへと移行。BRAID譲りの切迫感を保ちつつ、より開かれたソングライティングへ昇華されており、往年のBRAIDファンのみならず、当時新たに流入したエモリスナーをも巻き込んだ理由がそこにあります。BRAIDというキャリアを経たからこそ成立する“引き算”の美学、そしてBob Nannaの卓越したメロディセンスは、本作において極めて洗練された形で結実しています。加えて、J. Robbinsによるプロダクションも当時の理想形そのものであり、2000年代初頭エモの完成形のひとつとして位置づけられるべき大名盤です。また、ボーナストラックとして追加された2002年作”The Weekend EP”収録曲群も非常に充実しており、“Save A Life”“Wearing a Wire”の圧倒的なメロディとフックの強度は本編に匹敵する完成度を誇ります。“Everybody's Working for the Week”や、WHEN IN ROME、GUIDED BY VOICES楽曲のカバーまで含め、単なる付録ではなく当時のHEY MERCEDESの充実ぶりを物語る内容です。2016年にはRUN FOR COVERから15周年記念再発が行われましたが、2026年にはあらためて本盤はPOLYVINYLよりリマスター再発、同年のジャパンツアーに合わせた限定200枚のエクスクルーシブ仕様として、”Green Drop”カラー盤での入荷となっています。
- Label:POLYVINYL
- Price:5,980
円