FUGAZIと双璧を成すと云っても過言ではないDCポストハードコアの孤高(実際はボルチモアですが）、「LUNGFISH」の2012年リリースの未発表/アウトテイク集、2024年シルバーカラーヴァイナルでDISCHORDから再発。2000年、Inner Ear 録音/Ian MacKayeプロデュースの8thアルバム”Necrophones”の前の1999年、ボルチモアのA.c.r.でのセッションでNecrophonesにも収録される別テイクの6曲、未発の4曲で構成された内容で綿密にプロダクトされた内省的でトライバル〜ポストロック的なアプローチを施したNecrophonesとはかなり違う印象のある、デモテイク/プリプロダクションと捉えれる粗削りなサウンドながらバンドの特徴でもある反復リフを多用する中毒性あるLUNGFISHサウンドは今作でも健在。