MINOR THREAT、THE TEEN IDLES、EMBRACEを経たリビングレジェンドIan MacKayeを中心にONE LAST WISH、RITES OF SPRINGのGuy Picciottoをフロントに同じくONE LAST WISH、RITES OF SPRINGを経てBrendan CantyとJoe Lallyで結成されたDCハードコアの派生形、エモやポストハードコアルーツ、USオルタナティブの祖としても拝められる「FUGAZI」の1993年リリースの3rdアルバム、クリアクリスタルカラーヴァイナルで再発。前作の”Steady Diet of Nothing”を踏襲したより内省的で抑揚のあるアンサンブル/サウンドが印象的でありますが当然に攻撃でフック満載なポストハードコアなアプローチや政治的で様々な事柄で提唱するリリックを唄い叫ぶIanとJoeのツインボーカル、ソリッドで突き刺さるようなギターサウンドやツインギターアンサンブル、更にアルバム中盤以降でインプロパートも投入させてくる、その新しいアプローチで単なるパンクバンドとは違うと言わんばかりにサウンド的にも攻めた内容。オルタナ/グランジムーブメント中でリリース、それも手伝いノンプロモーションでビルボードランキングに入ったセールス的にも大成功した中期FUGAZIの金字塔作品。