2000年代以降のマスロックの隠れた名盤でもあるフレンチバンド「CHEVAL DE FRISE」の2003年にリリースされた2ndアルバムが2023年、CHEVREUILのJulienの新興レーベル”COMPUTER STUDENTS”よりリリース、オリジナルはフランスの"RUMINANCE"からで今回は初のヴァイナルでのリリース。ガットギターとドラムのみの2ピース編成と同郷"CHEVREUIL"やROOM204"と並んでこれらどれも2ピースでそれぞれの個性溢れるサウンドで鎬を削り合うようなちょっとしたムーブメントも起こしていました。DON CABALLEROや初期TERA MELOSのような怒涛の変拍子が乱れるスリリングなマスロックからGASTR DEL SOLやTHIS HEATのようなインプロ〜エクスペリメンタル要素もある実験音楽まで汲み込んだ奥深い音楽性も含んだ名作。本編のゲートフォールドジャケットをジップロックで覆う豪華な装丁はフィジカル所有欲も掻き立ててくれます。