東京を拠点とするシューゲイズ/ドリームポップバンドre:lapseのEP三部作の最終章となる3rd EPが2024年、DREAMWAVESよりリリース。儚く消滅してしまいそうな危うさを孕んだ男女ヴォーカルに憂鬱さの中に稀に射す光の様な甘美で親しみすら覚えるアンビエンスなメロディーは、re:lapseの真髄であり約3年間の頂点とも言えます。中でもスーパーカーの”yumegiwalastboy”を彷彿とさせる”emotion”の無駄のないミニマルなシンセの響き、段々と情の衝動が昂ってゆく感覚には心を奪われます。今作は17歳とベルリンの壁、エイプリルブルーの宮澤純一郎がサポートドラムで参加。SLOWDIVE直系の日本的佇まいをも兼ね備えたシューゲイザー。