1997年RCAメジャーからリリースされていたUSイリノイ州シャンペーンから出てきた奇才Matt Talbot率いるHUMの4thアルバムが再発、オリジナルリリースが中古市場で高騰、再評価の波が押し寄せてきています。セールス的には前作"You'd Prefer An Astronaut"よりも低いですが内容的には若干ダークな作風、バンドの気質が敢えてそうさせたのかもしれません。特異性あるレイヤーで構築するギターサウンドの中毒性、エモグランジ的な楽曲、気だるいヴォーカル、楽曲の熱量は今でも色褪せません。日本では過小評価されていますが本国USでは絶大な影響力を持っています。SHINER、COMPOUND RED、CHAVEZ、Jupiter周辺のCAVE IN辺りの流れが好きであれば、もしくは近年起こるエモゲイズの開祖的なバンドでもあるのでその辺りを追っている方も是非。