今となっては説明不要のDC初エモ生き字引、ポストハードコアの地盤を築いたJAWBOXの再結成音源、2022年に配信のみで公開された音源がドイツのARCTIC RODEOからフィジカル化。削ぎ落したポストハードコアの醍醐味と熟練のアンサンブル、バンドの核"J.Robbins"のメロディーセンス、絶頂期は過ぎたもののまだバンドとしての価値を見出すことのできる内容。JAWBOXの後のBURNING AIRLINNESや、CHANNELS、OFFICE OF FUTURE PLANSとも親和性もありますが、敢えてJAWBOXとしてのメンバーで集結して(オリジナルメンバーのBillは不在ですが)音源制作、26年振りの音源となると非常にファン心理としては感慨深いものがあります。勿論ギミック満載なポストハードコア、アダルトエモを愛聴されている方は必須かと。そして3曲で7インチでもよい所を12"化させてA面に音源、B面はジャケットの馬をエッジングを施した仕様もレーベルの愛しか感じません。