HATED / Best Piece of Shit Vol.4 2xLP HATED / Best Piece of Shit Vol.4 2xLP
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HATED / Best Piece of Shit Vol.4 2xLP

2022年最大の歴史的発掘プロジェクトの序章が遂に解禁。1984年〜89年にUSアナポリス/DCエリアで活動していたエモーティヴハードコアバンド「HATED」の音源集のVol.4が2022年、NUMEROよりリリース。同郷のMOSS ICONとも共鳴するエモ黎明期の最重要バンドの一つにも挙げられ、後にIdaやLiquoriceなど数多くのバンドやプロジェクトに参加するDaniel Littletonや、VERMIN SCUM RECORDSの主宰であるKenny Hillが在籍していた事でも知られています。本作では彼らのデビューアルバムの収録曲に加えて、レーベルコンピへの提供曲や、未発表のデモ音源などのレアトラックを含む全25曲を収録。更にはバンドや当時のインディシーンについて書かれたエッセイや、貴重な写真などが掲載されたブックレットも付属するという発掘レーベルNUMEROの本気をまざまざと見せつけられるような採算度外視で愛の溢れる内容となっています。オリジナル盤はいずれも入手困難(あるいは不可)なため、今回のディスコグラフィ化はまさに狂喜でしかありません。本作が今後数年をかけてHATEDの全音源をアーカイブ化するというNUMEROの壮大なプロジェクトの序章に過ぎないというのも驚きです。再発にあたりオリジナルのアナログテープからのリマスターも施されており、アナポリスのアンダーグラウンドに蠢いていた空気感を見事に蘇らせています。

DISC1 : デビューアルバム"The Best Piece Of Shit Vol. 3"の楽曲を収録。オリジナルは1985年に自主制作で500本のみ作られたカセットでのリリースという事もあり、その流通の悪さから現在では知る人ぞ知る作品となってしまっていますが、近郊DCのインディ/ハードコアシーンとは密接にありながらも、同時期のDCハードコアとは一線を画すメロディに重きを置いたサウンドはRevolution Summerの先を見据えているとしか思えない革新的なものであったと改めて認識できます。

DISC2: HATEDのドラマーを務めたKenny Hill主宰のレーベルVERMIN SCUM RECORDSから1985年にリリースされたカセットコンピ"Crabtowne"の提供曲のほか、今回の再発の最大の目玉ともいえるデモ等の未発表音源11曲も収録。"Words Come Back"のピアノデモからは、荒削りながらも後のバンド活動でも遺憾なく発揮されていくDanielの卓越したライティングセンスの素晴らしさを垣間見る事が出来ます。 (kani)
  • Label:NUMERO
  • Price:4,880
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