1998年〜2000年の短期間の活動ながらUSインディーの殿堂入りを遂げたカリフォルニアのトリオ「DUSTER」の4thアルバムがNUMERO GROUPよりリリース、再結成してからは2枚目。メンバーのClay Partonは「ニヒリズムというより、不条理主義に近い」と語り、PartonのソロプロジェクトEIAFUAWNのりも明るい音楽を目指す。ハッピーとまではいかずとも陰鬱の中の思慮深いライティングセンス、一滴の美しさや透明感がそこには存在し、フィードバックとディストーションに紡ぎ出される感覚は居心地が良く、安心や平和をもたらしてくれるスローコアという括りで再評価されてからの活動でより内容的に録音技術の変化や加齢とともにより感覚が昇華されたような感覚に酔いしれることができます。スローコア括りでも結構ですしJESUのようなダークシューゲズ感もありますのでそういうのを好きな方にも是非。