インダストリアルメタルの創造主、Al Jourgensen率いる「MINISTRY」の通算15枚目、2021年作がNuclear Blastから。世界を震撼させた「The Mind Is A Terrible Thing To Taste」から30年が過ぎてもMINISTRYはMINISTRYのまま健在、2000年以降もコンスタントなリリースが続いていましたが日本ではなかなか話題にならず(本国ではAlは多方面で活躍)にいた印象、それがここにきて最盛期に近い作風かつ、攻撃的な作品をドロップしたので注目してほしいです。製作メンバーはRoy Mayorga（NAUSEA, exSOULFLY）、David Ellefson（exMEGADATH）、Paul D'Amour（exTOOL）などを迎えた、邪神復活に相応しい布陣。最大のトピックスは「Sabotage Is Sex」でJello Biafra(exDEAD KENNEDYS)をゲストVo.に迎えていることです、つまりLARD、この一曲の為だけでも欲しくなりませんか？2021年にMINISTRYがIggy And The Stoogesの「Search And Destroy」をカバーするなんて誰が想像したことでしょう。完全に吹っ切れています、MINISTRY史に残る強烈な作品です。
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