英国プログレッシヴロックを代表するバンド「KING CRIMSON」が1969年に発表したデビューアルバム"In The Court Of The Crimson King"(邦題:クリムゾンキングの宮殿)がリリース40周年を記念してRobert Fripp主宰レーベルPANEGYRIC / DISCIPLINE GLOBAL MOBILEより再発。もはやプログレという枠組みを超えてロックの大名盤としても名高い作品であり、クラシック音楽の荘厳さとフリージャズのスリリングで即興性のある展開、そしてロックの激しさを融合させた作風は当時としては革新的で、後のロックシーンに多大な影響を与えたというのも頷けます。変拍子や複雑な曲展開を取り入れた作風はStiffslack的にはマスロックやポストロックの文脈としても十分に解釈可能。Barry Godberによる強烈なアートワークもLPサイズではフィジカルならではの圧倒的な所有感を与えてくれます。リミックスは現行プログレ界をリードする気鋭プロデューサー/ミュージシャンとして名高いSteven WilsonとRobert Frippの強力タッグによるもの。更には200gの重量盤仕様で音質面でも非常に優れた仕上がりとなっています。LIMITED 200