USルイヴィル拠点で活動をしていた内省派ジャンク〜マスロック元祖、後にJUNE OF 44、SHIPPING NEWS、HIM、RACHEL'Sに派生、そしてTara Jane O'Nealなる才女も産み出す伝説、RODANの幻のセッション集が録音から26年後に解禁という奇跡。同郷のSLINTやBASTROの正統派フォロワーとして始まった彼らの音楽性、よりハードコアやマスロックの複雑な楽曲を強めたサウンドは後の影響力は凄まじいもので、そのハードコア感と同等に内向するスローコア感は冒頭1曲目、名盤Rustyでも聴ける、Bible Silver Cornerにその要素が凝縮されています。今作のRustyのレコーディング前セッションとでもいうべき内容はセッションというには凄すぎる緊張感でこのまま当時作品化も可能だったのでは？という内容で、全プレイヤーの剥き出しの感性がぶつかり合った軌跡を拝める事が可能です。