ポストハードコア元祖、オリンピアのトリオUNWOUNDの初期音源集、シリーズ4作品の1作目。これがフリークをも唸らせる激レア曲、なぜか封印気味になっていた幻の3rd、そしてデモやライブテイク等も一気にLPX3枚に詰め込んだ、そしてブックレットや各作品のジャケットとは別に用意されたスリーブや特製ボックスなどの装丁も有り得ないくらいに豪華な作品です。全曲リマスタリングも施されています。限定1000セット。

 1枚目がCaterpillar。91年セルフでカセットのみでリリースされたUNWOUNDデビュー作で、数曲はシングルコンピに入っていますが、VINYLに起こされた初の再発となる音源がかなり多いです、まだ実直なハードコアバンドの様にも聴こえますが、変速展開や不協和音は既に多用されており、後にFake Trainに繋がっていく蠢きはこの作品で充分に感じ取れます。 2枚目がUnwound。95年にHONEY BEARからリリースされたサイムタイトルで（New Plastic Ideas の後ですね）完全ディスコグラフィー化すると3枚目となります、CDでリリースされてませんしアルバムカウント無視されがちですが、内容はポストハードコア先駆け感満載のFUGAZIが不協和音込みで疾走、ディスコーダントするミッド90'sポストハードコアの名盤ですよ、GRAVITYやHEADHUNTER辺りのサウンドが好きなら間違いなく好きになります。欠に付いたオリジナルには収録されていない2曲は未発となる92年録音、これが凄くて充分世に出ててもおかしくない初期FUGAZIを彷彿とさせるというかUNWOUNDサウンドが確立されているポストハードコアチューンが22年越しで解禁とは凄い。 3枚目がChant Of Vengeance。スタジオセッションとライブテイクでこの再発を手がけるNUMERO GROUPのライブ盤の手腕はCODEINEのライブ盤でも認知されるようにクオリティーが高いです。メンバーも立ち会っての選曲とミックスなので説得力も半端ないですよ。

Side A / Caterpillar
1. Bionic
2. LD-50
3. Lying At Best
4. Stumbling Block
5. Whilst You’re A Head
6. Rubber Band Heart
7. Crab Nebula Side
B
2. Caterpillar
3. Miserific Condition
4. Love And Fear
5. You Speak Jealousy Side

C / Unwound
1. Antifreeze
2. Rising Blood
3. Understand & Forget
4. Fingertips
5. You Bite My Tongue
6. Stuck In The Middle Of Nowhere Again Side
D
1. Warmth
2. Prospect
3. Kid Is Gone
4. Kandy Korn Rituals
5. Against
6. I’d Die To Know You
7. Sugarfit Side

E / Chant Of Vengeance
1. Understand & Forget (KAOS session)
2. Miserific Condition (KAOS session)
3. Against (KAOS session)
4. Ape Skins (KAOS session)
5. Awkward (KAOS session)
Side F
1. Antifreeze (Live)
2. Rising Blood (Live)
3. Prospect (Live)
4. Stuck In The Middle Of Nowhere Again (Live)
5. Hating In D (Live)