REUSS MUSICAL INSTRUMENTS / Swiss Army Knife

デンマーク/コペンハーゲンからの新星、RUESS(ロイス)が放つ新作はみんな大好きなKLON/CENTAURとRATの2種を1台に収めたありそうで無かった2 in 1ペダル。面白いのはRUESSがチューンナップしたモード("MOD"モード、出荷時が両方既にそのモードになっています)が両方用意されていまして、両方そのモードの設定でCENTAUR/RAT両方ONにした時のサウンドは互いのサウンドが打ち消しあうことの無い、ブライトさも失わず、ゲインアップ/ブーストできるのが特徴的。おそらくRUESSが両方掛けの時のサウンドも考慮している筈。それによって歪みのグラデーションとして考えた時にサウンドの一貫性がみられて曲中での歪みの使い分けがしやすい内容になっています、これ1台で歪みの完結も十分に可能。まず最初に歪みを何買えばいいか迷っている方にも推奨のドライブペダルですね。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

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デンマーク/コペンハーゲンからの新星、RUESS(ロイス)が放つ新作はみんな大好きなKLON/CENTAURとRATの2種を1台に収めたありそうで無かった2 in 1ペダル。

最初に大まかに説明すると十字のロゴを中心として右側がKLON/CENTAUR部分、左側がRAT部分のコントロール/フットスイッチになっています。勿論片方だけのサウンドも両方掛けのサウンドもできます。但し、同時掛けの場合はペダルの直列繋ぎの法則よろしく後のRATサウンドの方が出力音として影響します。(つまりRAT→CENTAURの順のサウンドとしては出力不可)

右側がKLON/CENTAUR(=オーヴァードライブ)サウンドの設定、それぞれLEVEL,TONE,DRIVEになっています。LEVELは音量を、TONEは右に回す程ハイが強調され、DRIVEでは右に回す程ゲインが増えていきます。かなりローゲインなドライブサウンドでDRIVEは1時あたりから歪み始め、最大でもミドルゲイン程なのでこちらのセクションではリフよりかはコードバッキングやアルペジオ向きのドライブサウンドとしてサウンドメインキングを行うのがベターでしょう、ゲインも気持ち多めに上げることでハイエンドのギラつきが付随されて気持ちのいいドライブサウンドが鳴らせます。

裏蓋をあけることでCENTAURのサウンドを変更できるスイッチが内蔵されていまして、"NORMAL"と"MOD"のどちらかを選択することができます。"MOD"では少し暗めで少し重心の低い、アタックが僅かに抑えられたドライブサウンドに、"NORMAL"ではその抑えられたアタックが解放されたサウンドになっています。あまり格段なサウンドの変化はないのでお好きな方を。(初期設定では"MOD"になっています、上記のインプレッションも"MOD"モードを元にしています。)

左側がRAT(=ディストーション)サウンドの設定、それぞれLEVEL,TONE,DRIVEになっています。LEVELは音量を、TONEは左に回す程ハイが強調され、DRIVEでは右に回す程ゲインが増えていきます。RAT2と弾き比べましたが、歪みのキャラクタ、ゲイン量は勿論踏襲されていますが、若干このSwiss Army Knifeの方がはっきりとコード感が分かって潰れ過ぎない、輪郭がすっきりとした印象、またTONEの効きもよりハイ~ハイミッドの調節が精密にできるように現在のプレイ環境にチューンナップされているように感じました。こちらはリフ/パワーコード向きのハイゲインオーヴァードライブ~ディストーション、またはCENTAURでのブーストを見越してこちらを基本の歪みとして使うのもアリでしょう。

またこちらも裏蓋をあけてRAT(=ディストーション)のサウンドの変更をスイッチにて"NORMAL"か"MOD"のどちらかを選択できます。"MOD"では従来のRATサウンドを踏まえて、よりハイが抜けてレンジ感も広い今風なダイナミックなディストーションサウンドになっています。"NORMAL"ではよりRATに忠実なキメの細かいディストーションにローミッドがふくよかなサウンドになります。(初期設定では"MOD"になっています、上記のインプレッションも"MOD"モードを元にしていますので、よりRATに忠実なサウンドを求める方には"NORMAL"モードの方がオリジナルに近かったです。)