膨大なアーカイブを持つUSテキサスのサイケデリクモンスター"THE FLAMING LIPS"の一大再発プロジェクトも佳境、最もリリースに手間暇をかけたであろう極初期のレアトラックス。1曲目のSONIC YOUTHのDeath Valley 69ノカバーはファンジンのソノシートの曲がオリジナル、1989年のSUBPOPのSingles Clubの曲、Neil Youngのトリビュートアルバムの曲、LED ZEPPELINのカバー、RESTLESS〜RHINO時代のシングルのBサイド曲がほぼ時系列に収録されていますのでバンドのサウンド傾向、後の"Transmissions From The Satellite Heart"や"Clouds Taste Metallic"に繋がる予感、もしくはテキサスサイケ〜パンクの洗礼を浴びまくった混沌とした時代に産み落とされた屈折グランジの原石、更に後々のバブルガムポップへ布石するWayne Coyneの奇天烈なセンスも既に唸っています。