名古屋/徳川園からほど近い場所に工房兼ワークショップスペースを構え、日本各地の機材フリーク達からも重宝されている存在のインディー音響ブランド、ELECTROGRAVEが新作となる、今までのゲートファズとは一線を画すファズを投下。
何よりこのペダルのユニークな点は普通ゲートファズといえばゲイン量を制御して独特のつたないローゲインファズサウンドを発生させているのに対し、この"Ripper Fuzz"ではRIPPERスイッチをONにすることで弦を弾いていない時は完全無音にシャットアウトにするという音量ダイナミクスの制御でのゲートファズを展開、SENSITIITYでそのゲート具合も調節できるので弦を弾いてサスティンをどこまで求めるかの微調整も可能、ハイゲインなファズなのに弾くのを止めた瞬間に不気味なほどに無音になる味わったことのない音体験が可能です。
アートリンゼイのような切れ味の鋭いフリーフォームギターサウンドだったり、或いはアルビニがパーコレーターの後にノイズゲートを繋いでタイトなサウンドを発生させているように、このペダルでは鋭く暴れる爆音ファズとRIPPERゲートによる無音との音量落差、まさに音の懸崖とも呼べるような、音のダイナミクスによってファズの凶暴さを際立たせた、なのにデザインは拍子抜けた独特のバランス感覚で成り立っている既に名機の匂いが立ち込めるファズペダルの登場。
(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)