CAROLINE GUITAR COMPANY / KILOBYTE

サウスカロライナ/コロンビアのCAROLINE GUITAR COMPANYのこの"KILOBYTE"は、テープエコーサウンドを主体にしつつも、ディレイにゲインをかけてディレイ自体を少し歪ませたり、フットスイッチを踏み続けることで徐々に発振していくなど、ユニークなアイデアがふんだんに含まれた特定のテープエコー機材をシュミレートせずにオリジナルのサウンドを追求させたテープエコー/ディレイになります。ポストロック〜シューゲイズ〜アンビエントミュージシャンは勿論、歌モノ~SSWアーティストも触れてみて欲しいペダルです。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

  • Label:CAROLINE GUITAR COMPANY
  • Price:29,700
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SOLD OUT

2010年設立、サウスカロライナ/コロンビアを拠点とするCAROLINE GUITAR COMPANYの”KILOBYTE”はBOSS/DM-2のような特定のエコー/アナログディレイをシミュレートせず、テープエコーに新たなアイデアを組み込んだ唯一無二のローファイデジタルディレイです。

コントロール説明が全てアイコンのみで奇抜なデザインですが、左上から時計回りにLEVEL,ATTACK,CLOCK,SUMとあり、中心に小さいMUDULATIONノブがあります。フットスイッチは左がBYPASSで右がHAVOCというスイッチです。

“LEVEL“は原音とディレイ音のミックス調整、ただMIXやBLENDノブとは違って右に回していくほど原音が消えてく仕組みではなく、原音はノブをフルにしても消えない仕様、あくまでディレイ音をどれだけ出すかのコントロールです。

“ATTACK”はディレイ回路の前に付けられたプリアンプゲインをコントロール、このノブを右に回していくことでリピートされたディレイ音のみにゲインを掛けることでディレイサウンドを歪ませるもの、LEVELノブと合わせてうまく調節することでクリーンブースター的音量アップからダーティーな少し歪んだディレイサウンドを演出することができます。

“CLOCK“はディレイ・タイムをコントロール、左に回していく程ディレイタイムは短くなります。最大500msec程のディレイタイムを有しています。

“SUM“はディレイのリピートをコントロール、右にフルに回すと発振します、割とフルギリギリまでは発振しないのでテープエコー特有の芳醇な揺らぎ=コーラス的なサウンドをこのコントロールで操作できます。

“MODULATION“ミニノブはディレイのリピートに揺らぎを加えるもので、右に回していくほど薄いコーラスのような揺らぎ、ノスタルジックで幻想的な何とも心地の良い音色を生み出してくれます。一番左に回し切ればオフになって一般的なキレのよいデジタルディレイサウンドにもできます。

そして今やCAROLINEの目玉要素となっている”HAVOCフットスイッチ”(上写真)、このスイッチを踏み続けることによってディレイがリピートし続け発振するもので、その発振の仕方がただリピートノブを回して発振させるサウンドとはまた違う、ゆっくりとリピートが発振していくサウンドはこの”KILOBYTE”でしか生み出せないマジックサウンド、スイッチを踏み離すことで発振は解除されサウンドも消えていくのですが、その消え方も徐々に、滑らかに消えていくのも細かい配慮。ちなみに”HAVOC”を踏んでいる間も弾き続け、ディレイエフェクトも掛かる仕様です。

ここまで素晴らしい出来だとLO-FI/アナログディレイを求めている人ならばまず候補に入れるべきペダル、ポストロック〜シューゲイズ〜アンビエントミュージシャンは勿論、歌モノ~SSWアーティストもまず触った方がいいペダルです。