BONDI EFFECTS / 2026

オーストラリアのBONDI EFFECTSが新たにラインナップとして産み出したのがまさかのコンプ、"2026"です。往年のDyna CompやROSSのような伝説的コンプに対する欠点を全て解消した理想的なコンプを作る為に2年という歳月を掛けただけある、コンパクトペダルのコンプとしては超優秀な性能を誇っています。スタジオラックのコンプのような詳細な設定ができるペダルで、一見難解に感じる方もいるかもですが、そんな方々にも入力された信号によって自動でアタック/リリースタイムが変化するモードも搭載、気軽にハイクオリティーなコンプサウンドの提供に成功しています。またコンプON時のサウンドレンジの変化もなくハイ/ロー落ちの心配も無用、音の粒をそろえるという点ではクリーンでのタッピングやアルペジオ、リフがメインのインストバンド~ポストロックバンドには縁の下の力持ちとなり、またディレイ/リヴァーブを多用する方にも安定したサウンドを出す為にも重宝するペダルになります。


(*詳しい動作や音の方向性等の説明は下スクロールにて。)

製造元 : BONDI EFFECTS
価格 : 35,100円
数量
 

2012年頃より、ケンタッキー/ルイヴィルでの活動を経て現在はオーストラリア/シドニーを拠点にJonとAnna夫妻でのペダル製作を行っているBONDI EFFECTSの新作、”2026″はまさかのコンプ、しかも2年の歳月をかけてDynacomp/ROSSのような伝説的コンプにある欠点を踏まえた上でギターペダルとしての理想のコンプを追い求め、遂に完成しました。

コントロールはLEVEL,THRESHOLD,RATIO,ATTACK,RELEASEの5つのノブと、KNEEトグルで構成、”2026″は録音スタジオで使われるような詳細なコンプの機能をコンパクトペダルに収めたもので機能的にとっつきにくさもあるかもですが、一回覚えてしまえばそこまで複雑ではないです。

LEVEL / 出力音量の調整、コンプは掛かると構造的に原音より音量が下がる仕組みなのでこのノブでゲインアップを行います。最大20dBカット/ブーストを有しています。

THRESHOLD / このノブでコンプを掛ける(=作動させる)基準を決める重要なノブ、左に回していくほどより低いダイナミクスでコンプが掛かるようになります。 (-50dB~10dB)

RATIO / THRESHOLD設定値以上の音量分のコンプの掛け率を設定、2:1ならTHRESHOLD値以上の音量を1/2にするを表します。○:1の○の数字が大きいほどより圧縮=コンプを掛けることになります。(1:1はコンプは掛からない、∞:1はTHREDHOLD値まで掛けます。)

ATTACK / THRESHOLD設定値以上の音量になった瞬間からコンプを掛けるまでの時間を設定、右に回していくほどアタックタイムは遅くなるので結果的により自然なコンプ感を生み出すこととなります。逆に左に回していく程、すぐにコンプが掛かるようになります。(0.15-15mS/dB)

RELEASE / THRESHOLD設定値以下の音量になってからコンプの作動が解除されるまでの時間を設定、右に回していくほどリリースタイムは遅くなります。基本的にはアタックの設定(速/遅)と逆の設定にするのがベターです。(1.5-150mS/dB)

KNEE TOGGLE SWITCH / THRESHOLD設定値より少し下からコンプを始めるか(=Soft-knee)、設定値丁度で始めるか(=Hard-knee)のコンプレッションカーブを切り替えるスイッチ、Soft-knee(トグル上)はより自然なコンプレッションを感じます。Hard-knee(トグル下)は所謂Dynacompのような、ある程度コンプが掛かっているのを実感できるモードです。

この2026には2種のコンプモードを用意してあります。エフェクトON時にフットスイッチを2秒程踏み続けることで切り替えることが可能です。

LEDが青色点灯時は“Dynamic”モード、このモードではATTACK/RELEASEの値が演奏(ピッキングのダイナミクス)によって自動で変化してくれる素晴らしいモード、一番設定が難しいこの2つのノブは2026に任せて難しく繊細な設定をパスできるのは有り難い仕様、これでTHRESHOLDやRATIOの値を集中して決められるのでまずはこのモードでコンプの要領を掴むのにも最適でしょう。

LEDが赤色点灯時は”Manual”モード、このモードはATTACK/RELEASEを自分で設定できるモード、よりコンプの掛かりを自分で設定したい人におすすめのモード、ある程度コンプの仕組みや効果を理解している必要がありますが、それ故狙った効果をピンポイントでATTACK/RELEASE其々設定出来ます。ギターペダルではほとんどなかった細かいニュアンスの調整をしたいプレイヤーにぴったりのモードです。

どちらもモードにもTHRESHOLD設定値を超えた=コンプが掛かる時に白色のLEDに光り変わる仕組みになっています、実際にどのダイナミクスでコンプが掛かっているのかを目視できる、THRESHOLD値を決める上で非常に便利な仕組みです。(THRESHOLD値以下=コンプの作動が終わった時にはまた設定したモードのLED色に戻ります。)


肝心要のサウンドの方はBONDI自身が”コンプレッション以外にギタートーンにフィルタやエフェクトは掛けていない”と説明しているだけあって当然ハイ/ロー落ちは感じませんし、一番コンプを使うであろうクリーン主体のプレイヤー納得の忠実なコンプといえます。時にベースでは非常に掛かりをアタックを均すことでバンドアンサンブルの中でしっかりとベースのサウンドを聴かせることができます。

クリーンサウンドでタッピング/アルペジオ奏法を駆使するインスト~ポストロックバンドには勿論、ディレイ/リヴァーブ、コーラス等を使うプレイヤーにも空間系ペダルのノリが安定する目的で使えます。