今でもなお多くのバンドへ影響を与えているサンフランシスコのトリオバンドJAWBREAKERの95年リリースの作品の4THアルバムオリジナルと同じくGEFFEN再発。前3作にあったメロディックパンクスタイルを進化させた独自のオルタナティブ+メロディックパンクを聴かせ、メジャーからというのも作用してかサウンドプロダクションに変なメジャー感を漂わせますが、この絶妙なシチュエーションが化学反応を起こして出来上がった奇跡のアルバム。そしてこの後味は完全にミッド90'sなエモロック。涙腺緩ますメロディーとBlakeの渋くハスキーなヴォーカルは唯一無比な存在感、更に静動のコントラスト豊かな展開やミッドテンポ主体のグル―ビーさなど今聴いても全く色褪せない鳴りこそ改めて殿堂入りを確信させてくれます。当時のコンピ曲をボーナスにしていますがその曲達がまた素晴らしいのでオリジナル持っている方ももう一枚是非。後のJETS TO BRAZILにも通じる部分も多い事からもBlakeにとってこの作品は重要な通過点というのが分かります。再評価。