1994年、UPよりリリースされたUSインディー隠れた大名作BUILT TO SPILLの2NDアルバムがヴァイナルで再発。また現在のような象徴的な存在でもなく、ex-TREEPEOPLEのダグの新しいバンドだけど、あそこまでソリッドさもなくて、でもなんか癖になるメロディーや胸を締め付けられるエモショーン、USインディーならではのひねりの効いたアンサンブル、雑というかラフなLo-Fiのムーブメントも荒波を立てていたこの頃の状況、当時ネクストPAVEMENTだった様なSUPERCHUNKと双璧をなすようなその佇まいはやはり今でも色褪せない。
